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インターネットと携帯電話

比較的長期に日本を留守にすると、やはり欲しいのは連絡手段である。
特にインターネットについては、出発前からレンタカーの事前予約には必須であり、更に旅行先での情報取得についても欠かすことの出来ないアイテムであった。

キャンピングではホテル泊とは違い電話回線を使うことが出来ないので、リアルタイムで日本との通話が出来る携帯電話を使うことにした。
出発前に調べた結果、日本の携帯電話は通話方式が違うために、海外では全く役に立たないことが分かる。
最近、やっとFOMAの最新型で通話だけが可能になったようではあるが、データ通信が出来ない等の不満あり。
(注)海外で使う携帯電話の選定はかなり複雑で素人にはとても説明できないのであしからず。

インターネットで比較検討した結果、ドイツテレコム社と2ヶ月の契約をした。
この業界でも価格破壊が進んでおり、契約時(4月)には電話機の賃貸料が12000円/月で通話が600円/分であったが、出発前には通話が300円/分になり、現在(9月)では賃貸料が9000円/月になっている。

携帯電話
借りた機種は:
GSMデータ通信セットで

Motorola V.66のUSBケーブルセット 
セット内容 電話機、Li-ionバッテリ、AC急速充電器(100~240V)、USBケーブル、トラベルポーチ、簡易説明書、ドライバーインストールガイド、CD-R(インストール用)
電話機 Motorola V.66 GSM携帯電話(トリプルバンド79g)
連続通話 最大3時間、連続待受け 最大120時間、充電時間1時間


出発日の3日前に郵送されてきた。

初期設定にあたってGSM方式の使えない日本国内では、テスト電話も掛けられないので、正常か否かの確認すら出来ないが、ドイツテレコム社からフォローの電話もあって、説明書に従い付属のCDからドライバーをパソコンに読込まておけば問題は無かった。
携帯の操作も付属してくる簡単な説明書だけでOKである。

ブロバイダー(インターネット)
我家のパソコン環境はCATVなので、海外でインターネットをするには、新たにブロバイダーと契約する必要があった。
いろいろな情報の中には、現地で上手く接続出来ないという話もあり、結局は保険のつもりで「AOL」と「Nifty」の両社の"ダイアルアップ接続"に申し込みをした。
(出発前に持参するノートパソコンのインターネット接続方法を契約ブロバイダーからの"ダイヤルアップ接続"に直しておくことを忘れないこと)

接続結果
通話は走行中の自動車を含めて何処の国からでも発着信が出来た。
会話は国際電話とは思えないようなクリアーな状態だが、ドロミテでは山岳地帯に因るものなのか、やや聞き取りにくい時もあった。
データ通信はAOL、Niftyの両方とも問題なく接続が出来たが、接続料の安い「AOL」を使った。
やはりドロミテでは海外ローミング先との接続が悪かったが、その他のドイツ、スイス、オーストリアからは問題なく接続が出来た。

安く上げるコツ
何といってもネックは、海外からの通話や通信料金の高さだ。
携帯電話を現地で使う時には、いつも300円/分ということを忘れないでおく必要がある。
電話の時は1分も話すと伝えたいことは大体伝わるので、長電話さえしなければそう問題にはならないと思う。
又、メールの操作は接続前に送信文をテキストエディタで作成しておく事や、受信文も受けたら読まずに直ちに保存して接続を切ってから開封するようにして、接続時間を短くする工夫をすることだ。

しかし、インターネットになるとそうはいかない。
よく日本を経由しては高くなると云われるが、現地語で問題なく情報の解読が可能であれば、直接現地のブロバイダーと契約すれば良いのであるが、期間に限定がある旅行者には契約から始めることがそもそも無理と思われる。
よって、日本語で交信する必要から日本のブロバイダーを使い、海外ローミング先を経由しての接続(日本からの)にならざるを得ない。
実際に海外ローミングのあるブロバイダーの画面に従うとそのようになるのである。

海外ローミング先との接続は、ブロバイダーの会員専用の接続ソフトから、自分が現在いる場所を選択するだけで簡単に設定が完了する。
(これは移動して国が変わるれば再設定する必要があるということだ)
次にUSBコードでパソコンと繋がった携帯電話の電源を入れる。
あとはパソコン画面の操作で、「画面上の接続ボタン」をクリックすれば携帯電話が自動的にダイアルしてくれる。

パソコンとUSB接続した携帯電話の画面を見ていると、ブロバイダーの呼出しコールが終わったとたんに、接続時間の秒数のカウントアップが始まる。
よくテレビ画面を見ていると、ヨーロッパの現地特派員との実況のやり取りの中で、電波が届くための「間」があるのを見かけるが、あれと同じで未だ何も表示していないのに無常なカウントアップは容赦なく続く。
接続スピードも高速のブロードバンドやADSL接続とは違って最低の9600bpsである。
操作画面が立上がるのに1〜2分はすぐに掛かってしまう。
一事が万事で、簡単な情報であっても終わるまでには、10〜15分の接続を覚悟しておく必要がある。(金額に直すと、300円/分として3000円から4500円である)
実際に我々は、レンタカーの再契約のためにインタネットを現地で2回使った。
これはレンタカー会社のSIXTI社には賃料は安いが、最長でも"一回の契約は21日間以内"という縛りがあり、今回の54日間の旅行では、途中で2回の再契約が必要になった為である。
返却したその場で確実に借りるためには予約が必要であった。
インターネットからの予約はPDF形式の予約書類を作らねばならず、画面上のひとつひとつの項目を埋める作業をして送受信を繰返すことで、30〜40分があっという間に掛かってしまう。

また時には山岳地への観光では訪問時期と晴天時期を合わせたい為に、インターネットで天気予報も知りたくなる事がある。
最初の内は直接インターネットで調べたりしたが、せっかく接続した天気情報のサイトによっては、こちらの思いとは違って別地域の情報しか表示しなかったりで、別サイトに再アクセスしたりすると、かなりの時間とお金のロスが発生する事にもなった。

そこで思いついたのがメールでのやり取りであった。
日本でのインターネットの環境は、かなりの方が常時接続のブロードバンド契約をしているのではなかろうか?
常時接続であるということは、海外と接続しても特別な料金が生じないと云うことだ。
そこで親しい人に依頼をして、現地の天気を日本から調べてもらうという方法である。
それをメールか会話で渡してもらえばローコストで知ることが出来るわけだ。
良く打ち合わせをしておけば、レンタカーの予約も依頼出来たと思われる。

安く上げるには「知りたい情報は知人のブロードバンド経由で日本からメール転送」である。